my LIFE as HERMIT


♪ウィンディンブロ〜インフロムジエ〜ジア〜ン 女は海〜 変(ギリシャ その1)

(文中1ドラクロマユーロ=138円)

 

 

千歳〜成田〜フランクフルト〜アテネ〜イラクリオン

 

千歳空港チェックインカウンター

 

たまたま直前に並んでいた柔道部の後輩「先輩じゃないっスかあ」

俺「おお 10年ぶりくらいか? 夏休み?」

後輩「そうっス 先輩もっスか?」

俺「俺はいちおう学会」

後輩「なるほどっス。この便ということは、ひょっとしてフランクフルトっスか?」

俺「そうだよ」

後輩「ゲ」

俺「『ゲ』?」

後輩「いやなんでもないっス」

俺「だいじょうぶだよ 俺はアテネまで乗り継ぎだから」

後輩「そうっスかあ・・・」

俺「・・・・・・・・・・」

後輩「・・・・・・・・・」

俺「・・・・・・・・・・」

後輩「・・・ところで、先輩はずっとあの場所に?」

俺「なんかね」

後輩「卒業後からずっと変わってないような」

俺「なんかね」

後輩「ありえないっスね」

俺「まあね」

後輩「おうわさはいろいろと・・・」

俺「どんな?」

後輩「いやなんでもないっス」

俺「・・・・・・・・・・」

後輩「・・・・・・・・・」

俺「・・・・・・・・・・」

後輩「・・・あ、俺の番が来たので、これで」

俺「おう」

 

以降フランクフルトまで後輩の姿を見ることは二度となかった。

 

フランクフルト空港の非常口 カクカクしてる

 

フランクフルト空港出国ゲート

 

長官「ああ、ドイツはいいねえ この地味な色調 暗い空」

俺「人々の服装もね」

長官「バックパッカーひとりもいないね」

俺「みんなサラリーマンだよな」

 

そう言った瞬間、出国ゲートに並んでた日本人のほぼ全員がこちらを向く。

 

俺「ちょっと声デカかったか・・・」

長官「サラリーマン以外は電車男・・」

 

再びほぼ全員がこちらを向く。

 

俺「いやいや(恐縮)。つか『理系ファッション』だよな(フォロー)」

長官「女が一人もいないね」

俺「若者は多いんだけどね」

長官「ドイツには遊びに来てるのかな?」

俺「時期的にそうなんじゃない?」

長官「暗いよね

 

振り向きはしないが、なんとなく背中越しになんか反応しているゲートの列。

 

俺「・・キミ、ドイツ好きなんだよね?」

長官「うん、大好きだよ。なんで?」

俺「いや別に。あ、ゲートの順番が来た。俺たちが最後のようだ」

 

出国ゲートをくぐると、あれだけたくさんいた日本人が一人も見当たらなくなっていた。

 

アテネ 学生運動かなんか

 

アテネ エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港〜

クレタ島 イラクリオン ニコス・カザントザキス空港〜

イラクリオン市内

 

長官「さっきアテネで食ったグリーク・サラダって、うまいね〜」

俺「オリーブオイルだぼだぼかけて食うのがいいね」

長官「そういえばアテネ降りた時、日本人のハネムーナーがいた」

俺「そういえば『なんとかご夫妻』ってバネル持った出迎えの人がいたな」

長官「私らのスーツケースに張った『キターーーーーーー』ってステッカーじっと見てたよ」

俺「ああ・・そりゃあ新婚そうそうイヤなものを見たねえ・・」

長官「あ もう着くみたい」

俺「飛行時間50分だからね」

 

 

俺「レンタカー屋はこっちか・・すいません、予約していた者ですが」

レンタカー屋「(英語)ハロー! 予約はうけたまわっているよ。ではこれが契約書、これがキミたちの車のカギだ」

俺「ラテンなノリだなあ。HYN・・・おお、ヒュンダイ車だ」

レンタカー屋「(笑)」

俺「それで、返すとき早朝になるんですが、車のカギどうしましょう」

レンタカー屋「それだ! いいかい、早朝、我々の店はガレージを降ろしている」

俺「はあ」

レンタカー屋「だから、返すときはそのガレージのスキマに勝手にカギを入れといてくれたまえ」

俺「・・・・そんなんでいいんですか?」

レンタカー屋「ま、事故ったりポリスにつかまった時には、ここの番号に電話してくれたまえ。夜間はつながらないけどね! じゃあグッドラック!」

 

 

 

俺「(走行開始)左ハンドル怖え〜〜右側通行怖え〜〜〜〜」

長官「だいじょうぶだって 安全運転してれば」

俺「ここ右に曲がるって言ってたっけ? うおお〜なんだこの路上駐車の大群」

長官「止まってる車だから大丈夫だって」

俺「うおお〜対向車にぶつかる〜右に寄ると路駐の車にぶつかる〜」

長官「よゆうだって」

 

ガン!

 

俺「おおお今何かにぶつかった何かに」

長官「サイドミラーがぶつかって畳まさっただけだ 問題ない(窓をあけてミラーをなおす)」

俺「えええそれって路駐の車にコスったってことじゃないの事故だどうしよう事故」

長官「事故じゃねーよ

俺「・・・・・(ま、いーか)ホテルどこだっけホテル」

長官「もう見えてんじゃん あそこだよ」

俺「ここを曲がって・・あああここ一方通行だどうしよう」

長官「まわってくれば・・・」

俺「うああこっちの道細い路上駐車多いコスる怖え〜〜」

長官「うるさいなあ・・・」

俺「ホテル前来たけど・・ああまた一方通行またあの細い道に〜」

長官「・・私と荷物このホテル前で降ろしてくんない? 車駐車場に入れてきてよ」

 

ホテルの真ん前が野外レストラン 経営は別

 

俺「なんだ、ホテル前が広場になってたのか わかってみると簡単だな」

長官「はやく荷物置いてグリークサラダとビール飲みにいこう」

俺「タベルナ(レストラン)みんな外にあったな・・・行こう」

ウエイター「いらっしゃい」

俺「おお、ホテル出て二秒でタベルナの呼び込みが」

長官「ここにしよう」

俺「だね・・じゃあビールとラキとグリークサラダとスブラキ(全部で20ユーロくらい)」

 

クレタ焼酎ラキ ネパールのロキシーと同じ乙類焼酎の味

 

俺「ギリシャ料理も酒もうまいな〜 夜になったけどクレタは治安もよさそうだから裏道とか散歩してみよう(←クレタ以外でやってはいけません)」

長官「うし」

俺「なんかここらへんから賑やかな音が・・」

長官「おおおなんだここ」

俺「おおおスゲー!! 路地が全部ミュージック&スポーツバーになってる!!  祭りみてえ(←別に祭りとかじゃなく、ふつうに毎日やってるようだ)」

長官「ようし 飲もう!」

 

裏道の路地バー こんな感じの混み方がえんえんと続く

 

つづく

 

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